阪堺電車からデジタル乗車券 スマホで乗り放題 通天閣・あなご・ケーキの割引特典付き

阪堺電気軌道は、スマートフォンで購入・利用できるおトクなデジタル乗車券「【阪堺電車】トリップチケット」を2022年4月27日(水)から発売開始しました。

阪堺電気軌道1001形電車「堺トラム 紫おん」(Katsumi/TOKYO STUDIO)
阪堺電気軌道1001形電車「堺トラム 紫おん」(Katsumi/TOKYO STUDIO)

さまざまな交通事業者のデジタル化を支援するRYDE(東京都渋谷区)との提携によるもので、デジタル乗車券の発売は阪堺電車としては初の取り組みです。大阪市と堺市をつなぐ阪堺電車(阪堺線・上町線)の全線が1日乗り放題で、おねだんは紙の1日乗車券と同じ大人600円・小児300円です。大阪の観光名所「通天閣」の展望台割引、あなご専門店「松井泉」やケーキ工房「フローレンス」での購入割引の特典も付いており、沿線の観光やお買い物に便利です。

RYDEが提供するスマートフォンアプリ「RYDE PASS」をダウンロードすることにより、乗車前にどこでもキャッシュレスで購入することができます。複数人数分まとめての購入・利用にも対応しています。電車では、乗車券画面を降車時に乗務員または駅係員に提示することで利用できます。沿線の施設や店舗では、QRコードを読み込むなどの操作で特典を受けることができます。

【路線図で解説】阪堺電気軌道 デジタル乗車券「【阪堺電車】トリップチケット」発売開始

阪堺電車によると、今後は利用データなどを活用しながら沿線地域や施設・店舗などとの連携を深めていくとしています。デジタル乗車券をよりおトクで利用しやすいものとすることで新規の観光客を誘致し、沿線地域経済の活性化にもつなげていきたいとのことです。